長崎VRLOVERS
赤木幸仁さん
Google認定フォトグラファーとして長崎のストリートビューを撮影するうちにVRの虜になった。
VR=バーチャル・リアリティで、“見る”をもっと楽しもう!
赤木さんの手には、ぐる〜り、360度を撮影できるカメラ。
長崎のまちや自然が見せてくれる思いがけない表情の中には、
暮らしやまちづくりの、大きな可能性が秘められている。
知らなかった長崎をVRで発見
「VR」って、まだあんまり馴染みがないかもしれませんが、バーチャル・リアリティ、仮想現実のことです。その映像の作り方はいろいろあって、私が使っているのは、全方位360度が撮影できるカメラ。Googleのストリートビューを見たことがある方も多いと思うんですけど、長崎の映像は、私がGoogleの認定フォトグラファーとして撮影しています。最初は仕事として頼まれたのが、どんどん夢中になって、すっかり【VR LOVERS】になりました。
360度の写真って、風景や空間の雰囲気や空気感が、そのまま撮れるんです。「はい、チーズ!」とか言って構えたり飾ったりせずに、ぐるっと、まるごとの感じがダイレクトに伝わるから面白い。だから、見たことがあるはずの風景やイベントでも、撮影するたびに「わー!こんなふうに撮れてる!」って新鮮な気持ちになります。映像は、LINEやinstagramでも発信してるんですけど、みなさん驚いてますよ。そして長崎は、港周辺に、異国情緒に夜景、ランタンにくんち……他のまちと比べて、撮影したくなる場所やイベントが多いです。星空や水中も撮りたいですね。VRはまだ始まったばかり。これからどんな長崎の新しい魅力を切り取っていけるか楽しみです。
まるごとだから面白い!
風景がまるごと撮れる360度のカメラは、まちづくりプロジェクトや、福祉施設の管理、ゲストハウスの支援、同窓会の事務局長までいろいろやってる自分と、なんとなく共通するような気もします。たくさんの要素が共鳴する良さみたいな。
長崎のまちと稲佐山が一望に
長崎には景色のいいところがたくさんありますが、私が好きなのは鍋冠山。稲佐山が有名ですけど、私としては稲佐山そのものの姿を見たいんですよね。だから、長崎のまちと、稲佐山が一緒に眺められる鍋冠山が最高なんです。
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福山雅治さんのイベントの仕事にも携わったという赤木さんにとって、稲佐山は思い入れの深い“聖地”でもある。