長崎おもてなしLOVERS
松永瑠衣子さん
小学校の先生をしながら、長崎の歴史や文化を学ぶために、休日は市内各地に足を運んでいる。機会があるたびに、海外や国内の知人・友だちに長崎の魅力を伝えている。
海外や国内の友だちに長崎の魅力を伝えることが、
松永さんにとっての“おもてなし”
長崎の自然の豊かさや歴史、文化、人の優しさ、
そして、被爆3世として、平和の尊さも伝えている。
旅先で出会った友だちを、長崎でおもてなし
大学生の時、世界15カ国をリュックひとつでまわったのですが、行く先々でうれしかったのは、人のやさしさでした。観光地のきれいな風景以上に、そこに住む人たちとのふれあいが旅を豊かなものにしてくれました。また、外の世界を見たことで長崎の良さも発見でき、今では、旅先で出会った友だちに「おもてなし」をすることが楽しみになりました。
県外の友だちが、長崎へ遊びにきたとき、まず連れて行く場所は、平和公園がある浦上エリア。私が被爆3世ということもあり、忘れてはならない原爆の記憶を伝えることは、とても大切だと思っているからです。食事や買い物は、自分が日常で使っているお店。長崎弁で気軽に話しかけてくれるような店で会話を楽しんでもらいます。また、市内中心部だけではなく、地区独自の魅力豊かな野母崎や樺島、琴海なども喜ばれます。夜景は穴場のスポットにも。真っ暗な唐八景で鹿3匹(親子連れ?)と遭遇した時には「アメージングなおもてなしね」とびっくりしていました(笑)
海外の友だちに長崎を伝える
長崎を語るとき、必ず訪れる平和公園。原爆投下で壊滅的な被害を受けた長崎のまちは見事に復興を遂げましたが、平和を語り継ぐことが私たち若い世代の使命だと思っています。
まちの灯りに平和を感じる
夜景を眺めると、きらめくまちの灯りに平和な長崎を感じます。県外の友だちに長崎の夜景を見せたら、「まるで宝石箱みたいね!」とすごく感動してくれて。「おもてなし」のシメはやっぱりこの風景ですね。