長崎スイーツLOVERS
鈴木貴之さん
イタリアンのシェフ。趣味で始めたスイーツの食べ歩きのブログが話題となり、「長崎スイーツ王子」と呼ばれている。
スイーツの食べ歩きを綴ったブログが話題となり、
今では「長崎スイーツ王子」と呼ばれる鈴木さん。
イタリアンのシェフとして、長崎のストーリーを秘めた、
長崎で食べてこそ美味しいスイーツを発信している。
長崎のストーリーを秘めたスイーツを
子どもの頃は和菓子が好きで、初めて「きんつば」を食べた時に、これってどうやって作るんだろう?って、すごく衝撃を受けたのを覚えています。
大人になってからもスイーツ好きは変わらず、イタリアンのシェフとして働きながら、趣味で始めたスイーツの食べ歩きのブログが話題になって、気づいたら「長崎スイーツ王子」と呼ばれるようになっていました(笑)。スイーツの発信力ってすごいですね。
お店のスイーツには、できるだけ長崎産のフルーツを使用するようにしています。長崎産のおいしいものを地元の人にこそもっと味わって欲しいという思いから、長崎市内のカフェやレストランなどでつくるフェイスブックグループ『長崎カフェ&スイーツ』で情報発信をしたり、地元の食材を使ったフェアを開催したりしています。美味しいスイーツは、長崎に人を呼ぶための大切なキーワード。また、キリシタンが伝えたのでは?という説もある柑橘「ゆうこう」などを使ったストーリー性のあるスイーツで、長崎を盛り上げていけたらいいなと思っています。
素材も味も自分好みのスイーツ
休日は、食べ歩きや情報収集のあと、それを元にメニューを開発。素材も味も自分好みのスイーツを作って食べる瞬間は幸せなひととき。写真は長崎産のパッションフルーツで作ったカッサータとティラミス。トッピングのイチジクと柚子も長崎産です。
爽やかな香り、ゆうこうの畑
食の世界遺産「味の箱舟」に認定された長崎の伝統柑橘「ゆうこう」は、キリシタンが伝えたのでは?という説もあります。私はカトリックの家系に育ったので、ゆうこうを使ったスイーツ作りに力を入れているんです。