長崎音LOVERS
岡本宏幸さん
「音楽」と「人の輪(和)」を繋ぎ、長崎の未来を創るイベント「音輪ピック」実行委員会代表。妻と「はむingはーと」というユニットを組み、福祉施設の慰問なども行なっている。
音に理屈はいらない。いつでも、だれにでも伝わって、
やがて大きな輪を描く。このまちのステージで、
みんなと一緒に「We are the world」の舞台を作りたい!
岡本さんの、音と人への思いが、まちに響きはじめている。
音はきっと伝わるし、つながるんです
学生の頃はちょうどフォークブームでね、ギター買って、バンド作って、ひととおりの音楽かじって。社会に出てからも、ライブハウスに通ったりしながら音楽に関わり続けて。1年くらい前、ついにミュージックバーを始めました。ステージと楽器があるから、だれでも歌ったりパフォーマンスできるんです。みなさんとっても楽しそうで、あぁ、音楽って、かならず伝わるし、人をつなげるんだなってことが、信念として立ち上がってきました。そして、メロディや歌があるものだけじゃなく、ダンスやパフォーマンスの音も、まちの音や風の音、言葉の音も、人の心を揺さぶる。だから私は【音LOVERS】なんです。
音でつながる喜びをもっともっと広めたい!と思って、だれでも参加できるステージイベントを企画しました。ブリックホールの大ホールで、歌ってもいいし、踊ってもいいし、とにかくジャンルを問わず、みんなが「音」を楽しんで、つながってもらえたら、と。特に若い人たちに、気負わずステージに立ってほしいんです。まちも、社会も、基本は人と人との支え合いですよね。普段は支えてるほうの人でも、こんな機会にパーッと光が当たって、幸せな気持ちが生まれれば、それが……大げさかもしれませんけど、平和な世界のはじまりだと信じてるんです。
すべての舞台に人生がある
私はフォークからジャズ、演歌、クラシックまで、どんなジャンルの音楽も好きなんです。ギターの弾き語りも好きだし、カラオケを熱唱するのも好き。音楽って、上手い下手じゃないし、楽しみ方もいろいろ。私は妻とユニットを組んで歌っています。音楽がある人生は楽しいですね。
まちの音に、人の思いを聞く
長崎は、まちの音も魅力的。船の汽笛や風の音の中に、いろんなものが響きあっているように聞こえますし、路面電車の音には、原爆のときも電車に乗ってた人がいたんだろうな、なんて考えたりしています。