長崎自転車LOVERS
横道愛さん
昼間は医療事務の仕事に携わりながら、3年前からトライアスロンのチームに所属。五島や大島など県内で開かれる大会のほか、国際大会などにも出場。
トライアスロンから始まった自転車との生活
島の道を走り抜け、坂のまち長崎の山を駆けのぼる
大会では180キロの道のりを戦う“相棒”
自然の景色と空気に身をゆだねながら、ともに旅をする
長崎は自転車にぴったりのまち!?
自転車に乗るようになったきっかけは、トライアスロンです。2014年に大島(西海市)で行われた大会をたまたま見に行ったんです。そこにモデルでタレントの道端カレンさんが出場していて、すっごくかっこよくて、私もやりたい!と思いました。それから長崎のチームとコーチを探して、すぐに始めました。日本代表選手として国際的にも活躍されているプロ選手、池形成信先生に指導をしていただき、どんどんのめり込んで行きました。
トライアスロンは、スイム、バイク(自転車)、マラソンによる競技なんですが、次の競技に移行する際の準備や着替えなどトランジションエリアでのロスを無くす努力も大切で、なかなか奥が深いんですよ。ランニングと水泳はそれまで自分でもやっていたんですけど、自転車には、実はなじみがありませんでした。でも、乗ってみるとほんとに気持ちがいいし、面白くて、すぐに【自転車LOVERS】になりました。
長崎には市内だけでもトライアスロンのチームがいくつもあって、県内では、五島や大島など大きな大会が毎年開催されます。バイクのコースは長いものだと180キロ。半日くらいずっと乗ってます。その時の時間は、旅をしている感じですね。スイムとランは自分の体だけが頼りですけど、バイクは自転車が一緒にがんばってくれます。
私はまだトライアスロンは修行中なので、タイムよりもゴールすることが目標です。速くなりたくて練習を頑張っている途中です。トライアスロンのどこが好きかと聞かれたら、周りのみんなが何時間でゴールしたかよりも、完走を讃えてくれるところですね。自転車で走る距離は本当に長い道のりなんですが、コツコツ頑張れば必ずゴールは近づくんだなって実感して、その意識は私生活でも生かされています。
今では私にとって無くてはならない自転車。ロードバイクから始めて、いまはタイムトライアル用のものに乗っています。長崎は坂の町なので自転車に乗ってる人が少ないんですけど、私は朝練も兼ねて、よく稲佐山に自転車で登っています。気持ちいいですよ〜そう思えば、長崎は自転車に向いているまちなのかも(笑)。みなさんもぜひ!
長い“旅”を支えてくれる相棒
私はタイムより完走が目標で、仲間とゴールできればうれしいんですけど、競技の最中はひとり。自転車は、単なる乗り物というより、長い道のりをともに走り、支えてくれる頼もしい相棒です。
現在、使用している自転車。無くてはならない相棒!
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想像以上に軽い自転車。分解して運んできた自転車も手際良く組み立てる。
海風と自然の中を走り抜ける道
温泉リゾートで知られる伊王島は、自転車にも気持ちいい島。大きな橋と海、揺れる椰子の木を眺めながら走るのは最高の気分です。どこか外国のようでもあり、ここでも旅気分を味わえます。